19–20 Dec 2025
岩手大学
Asia/Tokyo timezone

暗黒物質探索実験に用いる陰イオンガスTPCにおける不純物組成評価

20 Dec 2025, 13:40
25m
銀河ホール (岩手大学)

銀河ホール

岩手大学

盛岡市上田4-3-5 岩手大学理工学部 建物番号:C21

Speaker

Wakako Toyama

Description

方向感度を持つ暗黒物質探索実験NEWAGEではガスTPCを用いて暗黒物質による原子核反跳をとらえることを目指している。陰イオンガスTPCは、電離電子をアタッチして生成された陰イオンがドリフトする。将来的には、陰イオンガスであるSF6を用いた探索を計画している。SF6はガス中で2種類のイオンを形成するため、到達時間差から3次元絶対位置の飛跡再構成も可能である。しかし現在、ガス中の不純物の影響によりキャリアが複数できてしまうため、位置再構成が困難な状態である。そこで、残留ガス分析装置(RGA)を用いてSF6ガス中の不純物組成評価を行い、原因となる不純物を特定・除去するための研究を行っている。本講演ではその進捗状況について報告する。

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