公的資金により研究活動を行う機関においては、その研究内容や成果を社会に伝え理解を得ることが強く求められておりますが、専門的な研究内容を分かり易くかつ魅力を伝えることは容易なことではないと思います。
この度のIINAS Forum 2019は、この問題意識に立って、効果的な「伝える」ことのポイントを学ぶ事で、基本的なプレゼンテーション力を身に着け、様々なシチュエーションにて活かしていただくことを期待して企画したものです。
フォーラムは2部構成とし、前半はベストセラービジネス本『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一氏を講師に招き、一般的な「伝える」際の重要スキルを講話とワークショップを通じて学んでいきます。後半では、「伝え方のダイバーシティー」をテーマに、性別、年齢、国などの違いによって伝え方、伝わり方に差はあるのかをパネルディスカッションを通して学び、皆様と意見交換ができるような場にする予定でございます。
主に広報担当者、科学コミュニケーター、ファンドレイジング担当者、若手研究者、大学院生を対象としておりますが、所属、担当等問わずご参加いただければ幸いです。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
≪出演≫
第1部:ワークショップ
佐々木 圭一
上智大学大学院を卒業後、株式会社博報堂入社。日本人初、米国の広告賞「One Show Design」で金賞を獲得。カンヌ国際クリエイティブアワードにて計6つのライオンを獲得し、国内外で合計55のアワードを受賞。2014年クリエイティブ ブティック「ウゴカス」を設立。著書『伝え方が9割』はビジネス書ランキング年間1位(紀伊國屋書店新宿本店調べ)シリーズ131万部突破。
第2部:パネルディスカッション
代島 慶一 (静岡科学館 主事 エデュケーター)
一方井 祐子 (IPMU 特任研究員)
高橋 将太 (KEK 広報室 科学コミュニケーター)
松井 龍也 (KEK 広報室 科学コミュニケーター)