7–8 Mar 2024
KEK Tsukuba Campus
Asia/Tokyo timezone

O-2-1 秋田県にかほ市から採集されたイギス目フジマツモ科ソゾ属海藻由来新規C15-acetogeninの構造解析と各化合物の生物活性試験 *オンライン

Speaker

南田 悠 (秋田大学 理工学研究科 技術部)

Description

秋田県内の天然生物資源から生物活性物質を探索する研究の一環として、非食用の海藻であるソゾ属の成分探索を実施した。ソゾは、臭素や塩素を含む特異な化合物を生産しており,それらは細胞毒性や抗菌活性等の生物活性を有している。本研究では,成分探索の報告例が少ない秋田県沿岸に生息するソゾを調査した。今回、秋田県にかほ市沿岸にて採集したソゾのメタノール抽出物より新規C15-acetogeninを含む3種類の化合物を単離した。各化合物の立体化学は、各種分光分析(1次元NMR、2次元NMR、IR)及び高分解能ESI-MSで解析し、相対立体配置を推定した。一方、各化合物の生物活性をDPPH抗酸化活性試験,担子菌類を用いた抗菌活性試験等で評価した。本発表では、新規化合物の構造決定及び生物活性試験の結果を報告する。

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