Speaker
山岡 広
(高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所)
Description
現在建設が進んでいるハイパーカミオカンデ計画では、東海村J-PARCに近接する場所に前置水チェレンコフ検出器の建設計画が進んでいる。この検出器は直径10m、深さ40mの縦穴を掘り、そこに直径9m、長さ12mの検出器を設置して実験を行なう予定である。縦長40mの検出器の上下移動のためには縦穴に水を注入してその浮力でガイドレールに沿って移動をおこなう。設計では地震が起きたときの耐震性の検討及びそのための上下機構の設計がおこなわれている。また、簡単な基礎振動試験も行われた。報告では一連の検討状況及び基礎振動試験結果について報告する。