Speaker
飯島 貴朗
(量子科学技術研究開発機構 那珂研究所)
Description
JT-60本体開発グループ 大型超伝導トカマク装置JT-60SAは初プラズマの点火を目指し、2023年5月から統合コミッショニングを再開した。プラズマ中に不純物が混入すると放射損失の増大によりプラズマ温度の低下や燃料ガスの希釈が起きてしまうため、プラズマ点火の前に壁洗浄をする必要がある。JT-60SAの真空容器にはグロー放電洗浄(GDC)の電極がトロイダル方向に3台設置されており、真空容器を陰極とした直流グロー放電により、花弁付着している不純物を除去する。水素GDCとヘリウムGDCを実施したので、放電特性と洗浄効果について報告する。