Speaker
吉本 佐紀
(千葉大学 理工系総務課技術グループ)
Description
学生のバルブ操作ミスにより回収ヘリウムガスに大量の空気が混入してしまい、ヘリウム液化運転が不調に陥るトラブルがあった。この件がきっかけとなり液化運転および運用方法を考察する機会になったので報告する。①液化速度の調整:高圧ラインの運転圧(HP圧)を操作する事で精製と液化のバランスを変化させることが出来、これに伴い液化速度も変化する事がわかった。②手動で再生移行:液化運転中に任意のタイミングで再生へ移行させる方法を見出した。③中圧タンク圧の維持:小型容器への液体ヘリウム汲み出し時に貯槽を加圧する事で消費しているが、加圧頻度の見直しを行った。以上の事項について報告する。