Speaker
松尾 純一
(分子科学研究所 技術推進部)
Description
分子科学研究所内で3Dプリンターを使ったモノづくりサービスを開始して5年が経過しました。3DプリンターはFDM方式、SLA方式、UV硬化インクジェットフルカラー方式の3種類を用意しています。一番材多い依頼はFDM方式で実験器具またはその一部や治具などを製作するもので、色は光を扱う実験室の場合に黒が指定される程度で特に指定がない場合がほとんどでした。しかし最近、SLA方式やUV硬化インクジェットフルカラー方式のプリンターを使用すると透明なものも作ることができるという事が認知され、透明色を使用した製作依頼も寄せられるようになりました。そういった中で実験装置用の透明なカバーや中身が透けて見えるタンパク質模型などを製作しましたので、今回はそのサンプル品とともに透明なモノづくりをご紹介します。