Description
https://zoom.us/j/96438267969?pwd=RFZoSWMvVUtyaUFVOEVWejhVcVB4Zz09
牛谷 唯人
(高エネルギー加速器研究機構 共通基盤研究施設)
08/03/2024, 09:00
超冷中性子は超低エネルギーの中性子で、原子核から取り出した中性子を冷却することによって生成します。効率的に超冷中性子を生成するためには超流動ヘリウムを1.0 K程度の極低温に冷やし続ける必要があります。今回の熱交換器は超流動ヘリウムと冷媒となる液体ヘリウム3の間の熱交換器で、円筒型の熱交換器の内側に超流動ヘリウム、上部のフィン部に液体ヘリウム3が入る。上部フィン部の加工は機械工学センターのワイヤーカットマシンを用いることで予算の節約と納期短縮に貢献した。今回の発表では、熱交換器の設計と工程管理、フィン部の加工について説明を行う。
野田 匠利
(埼玉大学 研究機構 総合技術支援センター)
08/03/2024, 09:20
本学工学部実習工場では、学内の各研究室(工学部機械工学・システムデザイン学科以外も含む)等からの実験装置及びその部品・要素についての金属の切削加工を中心とした試作依頼の業務を行っている。本試作における部品の材質はステンレスおよび純銅であり、産業界で多用されている鉄鋼やアルミニウム等と比較するといずれもいわゆる難削材に分類される材料で、うまく加工するための条件が比較的シビアであり、熟練を要するものである。本発表では、本年度試作依頼のあった極低温電気特性測定装置部品に関する試作の工程について、失敗談やそこからのリカバリーなどの本学工場の持つ加工ノウハウについての話題を中心に報告する。
武田 洋一
(岩手大学 理工学系技術部)
08/03/2024, 09:40
無酸素銅はその特性から実験装置には欠かせない素材である。一方で、他の金属素材に比べ柔らかく、さらに切りくず処理が難しい。本発表では学生への卒業研究指導等で得られた知見を紹介する。