Description
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福井大学文京地区において、磁気式入退室管理システムは老朽化による故障が増えているが、製造元が撤退しており修理不可、さらにICカード式の後継機はとても高額で課題となっていた。技術部長から要請があり、技術部でICカード式入退室管理システムを設計開発することになり、その経緯とシステム概要、設置・運用・展開状況について報告する
J-PARCのMLFには、ミュオンを利用した物性実験を行う実験エリアが、現在9エリア存在する。これらの実験エリアにミュオンを照射し各種実験を行う際には、放射線防護のためにビーム照射中には実験者が実験エリアに立ち入らないような、防護機構が必要になる。これらの防護機構をPPS(Personnel Protection System)と呼称する。
本発表では、ミュオン実験エリアのPPSの構成を紹介させていただくと共に、最近ミュオン科学研究系で建造された、H1,H2実験エリアのPPSの説明をさせていただきます。
加速器を用いた素粒子実験においてはビーム強度増強が世界的な競争になっている一方で、大強度ビームで発生する放射線もますます強くなり、放射線環境下での機器のモニタリングはますます困難になっている。なぜならば高放射線環境下では半導体機器はもちろん、部品に有機物を使った機器はことごとく動作不良を起こしてしまうからである。機器監視にメジャーな光学カメラや赤外線カメラなどは使用できず、高放射線環境下ではもっぱら熱電対などの無機材料のみで製作できる素子のみに頼って機器監視を行うしかないというのが現状である。J-PARCハドロン実験施設でも高強度ビームに対応できる回転型の粒子生成標的を開発中であるが、その監視手法が課題である。本発表では高放射線環境下で動作可能な数少ない測定器だけで回転標的を監視する手法について紹介する。