Speaker
上村 晃生
(防衛大学校)
Description
ホウ素中性子捕捉療法で患者に照射する中性子ビームの品質を保証するため、中性子の深度分布評価が必要である。現状、金線を用いた金中性子放射化法が主流となっているが、多大な時間を要してしまうという課題がある。本研究は、アルミニウムの中性子放射化法とイメージングプレートを併用した深度分布を計測評価する手法を提案した。アルミニウム放射化法はピーク領域付近で±1.0%の差異で金放射化法を再現でき、良い一致が見られた。