27–28 Jan 2025
高エネルギー加速器研究機構(KEK) 研究本館 小林ホール
Asia/Tokyo timezone

病院設置型加速器BNCT中性子源用リアルタイム中性子ビームモニターの測定精度

27 Jan 2025, 14:20
30m

Speaker

高田 真志 (防衛大学校)

Description

ホウ素中性子捕捉療法(以降 BNCT)の大強度中性子源が研究用原子炉から加速器ベース中性子源へ置き換わることで、病院内でもBNCTが可能になって。加速器BNCT中性子源は、数mAの陽子ビームをリチウムやベリリウムターゲットに照射して中性子を発生させ、CaF2などの中性子減速材で数10keVの熱外中性子に減速している。この中性子ビームを患者に照射している。BNCTの安全性を向上させるために、発生中性子フラックスを治療照射中でもリアルタイムにモニタリングすることが求められている。エックス線治療ではエックス線量をリアルタイムにモニタリングできていることを、中性子治療でも同様に実施したいと考えられている。現在は、治療照射前に照射ビーム強度を金中性子放射化法により受動的に計測評価し、ターゲットへの照射陽子ビーム電流をモニタリングすることで間接的に治療照射中の中性子フラックスの変化をモニタリングしている。この手法は中性子発生ターゲットに異常がないこと、照射ビーム電流と発生中性子フラックスの相関が変化しないことが前提となる。しかし、リチウムターゲットを用いた場合、ターゲット損耗により中性子発生量が減少する。このBNCT中性子源の発生中性子フラックスをリアルタイムにモニタリング可能な手法を開発続けてきた。
 放射線治療は患者に高精度に制御された放射線を投与しなければならない。治療投与線量の精度は、International Commission on Radiation Units and Measurements (ICRU)により± 5%が要求されている。この5%の精度がビームモニタリングに要求される。本中性子ビームモニタリング手法を用いることでICRUが要求するビームモニタリング精度を満足することができた。これらの結果について報告する。

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