Speaker
下崎 義人
(KEK)
Description
色収差を補正するため利用される六極磁場は、同時に非線形共鳴や振幅依存チュ
ーンシフトなどを誘起して、空間をビームの存在できる領域と存在できない領域
とにわける。放射光リングにおいてビームの存在できる領域が狭いと、入射効率
やビーム寿命が悪化し、結果としてトップアップ運転が困難となる。ビームの存
在できる領域を広げるためには、六極磁場係数を調整して色収差、非線形共鳴、
振幅依存チューンシフトなどを同時に補正する必要がある。この補正手法につい
て紹介する予定。