Speaker
Evan Lim
Description
AXEL実験では、1000L検出器で電子をドリフトさせるために、およびEL光を出すためには、-80kVの電場が必要とされている。なお、現時点で、研究グループ内ではバックグラウンド放射線量が多いセラミックコンデンサーの用いたcockcroft-walton (CW)回路で-72kVにしか到達できないため、昇圧回路の改善が必要。ここで、本研究では、放射線量の低い耐電圧の高いコンデンサーを開発し、回路の構造を変えることによって、その問題を解決しようとした。また、180L検出器では、アノード電極まわりの放電事項が問題となっており、その解決策としては、FPCで電極を開発し、放電を抑えることが進められている。