Speaker
馬場 敦
(九州大学 理学部)
Description
化学分析の分野ではガラスの特徴である化学的安定性や透明性の観点よりガラス機器が重宝される。ガラス企業は多数存在しているが、特注品への迅速な対応や機器の破損による研究の中断を防ぐため、内製できる有用性は依然として高い。しかしガラスの手加工は高難易度で習得に時間を要する、手加工程ではないがガラス加工機もそれなりの技能は要求されるため、導入のハードルは高い。更にジョイントやフランジなど特殊加工には別途技能が求められる治工具が必要で、汎用加工機も大幅には加工難易度を低減していない。前述より大きく技能を補完する加工機の開発は早急の課題である。本報告では筆者が開発したメスジョイント製作機について述べる。