全学共用分析機器担当者の技術力強化のため、他機関の優秀な技術者によるトレーニングを企画・実施した。同機種のエキスパートを探し、実施内容の検討、日程調整、講師依頼等の手続きを行った。今年度の対象機器は、質量分析計JMS700、固体NMR、単結晶X線構造解析装置、MALDI-TOFMSである。内容は、機器の保守管理・メンテナンス法および基本操作手順の説明と実施が中心であった。トレーニング後は、報告書を基に受講者とのディスカッションを繰り返し、問題点や課題を見出す工夫を施した。今回は、従来の方法の確認や、他機関との比較による最適手法の確立など、大きな収穫を得た。今後は対象装置を増やし、レベルアップを目標に継続していく。
本講演では,大分大学理工学部技術部のチームワークと連携の取り組みを紹介します。技術部の主要な業務は,学内組織からの長期業務,単発プロジェクトなどの短期業務,及び技術部内のワーキンググループに分けられます。技術部のメンバーは,異なる分野の技術スキルと多様な考え方,モチベーションを持っておりますが,彼らがチームとなり,互いに協調して理工学部や大学への貢献を目指しています。本講演では,世代やスキル,考え方が異なる多様なチームメンバーがどのように連携して業務を遂行しているかをご紹介します。また,組織としての心理的安全性を保つための取り組みや,みんなが幸せに働くための働き方改革への取り組みにも焦点を当てます。
『組織は「生きもの」ゆえ、いつでもどこでも万能な制度や仕組みは存在せず、想定外のことも起きるのが常だ。組織という、ヒトとヒトとの情念の化学反応が織りなす一種の生態系において、このメカニズムを味わい理解しようと努力することは徒労なのだろうか?』(2023年度第46回生理学技術研究会予稿(古海)より。) 技術職員が職場で直面する「感情・心理面」に切り込む組織論。 「技官の悲哀」、「ルサンチマン」を乗り越えるべく自己と闘う組織論。 技術職員の技術職員による技術職員のための組織論。 その意味で、ヨソとは一線を画すワレワレの組織論。 マニュアル類など何の役にも立たない、組織で起こる情念の化学反応に対峙すべく、昭和オヤジ課長は今日も行く。