小菅 隆
(高エネルギー加速器研究機構)
06/03/2024, 16:30
昨年のこのシンポジウムでは、KEKには技術部がないこと、KEKの技術職員は、教員・研究者の強力なパートナーとしての技術の専門家であること、を述べました。今回はこのパートナーシップについて考えてみたいと思います。KEKの技術職員は、装置を作ることができる・運用できる専門的な技術者です。KEKの推進する加速器科学は、研究も技術も、そして装置も複合的で多様化しています。技術の連携、技術者のパートナーシップがとても大切です。今回の報告では、技術部のないKEKではどのように委員会などの活動を自主的に展開できているのか、そして研修やセミナーを中心としてKEK内だけでなく広く他機関との連携を推進していることをお話しします。最後に、これからの実践的な連携を目指してKEKの考えていることにも触れたいと思います。