Speaker
大見 和史
(CSNS/KEK)
Description
円形加速器内を運動するビームはベータトロンシンクロトロン振動による振
動モードをもつ。ビームの運動は進行方向位置z, 運動量広がりδ = Δp/p0 で記述
されるシンクロトロン振動の位相空間上での横方向位置、運動量x(z, δ)、px(z, δ)
により記述され、x, px についてはベータトロン振動(z, δ) 面内ではシンクロトロ
ン振動をしている。クロマティシティがあればベータトロン位相にクロマティッ
ク位相が加わる。空間電荷力はバンチ線密度ρ(z) に依存する。進行方向位相空間
上のx(z, δ) を持った分布(粒子群) は、z での平均位置(¯x(z)) からの差に応じて、
密度(ρ(z)) に比例する力を受けて振動する。そのビームの振動を調べるために入
射時にビームは平衡軌道に対して一様なx 方向シフトを与えたり、キッカーによ
りダイポールキックを一様に瞬間的にビームに与えることが行われる。ビームの
振動を励起するために正弦波的に時間(z) に依存したダイポールキックを継続し
てビームに与え強制振動させることもよく行われる。ここではビームの振動モー
ドについて述べ、ビームがこれらの測定に対してどのように応答するか論じる。