9–13 Nov 2026
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Lectures

各講師の紹介文は、随時更新予定です。

開校挨拶、ミュオン科学の基礎

足立匡    
上智大学

足立匡先生は、2001年に高温超伝導銅酸化物の電子状態に関する研究で東北大学より博士号を取得しました。以来、超伝導物質の合成と、電子状態の解明に関する研究を続けており、単結晶や薄膜試料を作製し、輸送特性や磁気特性の測定を行っています。研究対象は、銅酸化物、ニッケル酸化物、鉄カルコゲナイド、ハニカムネットワーク超伝導体など多岐にわたります。博士号の取得後すぐに、ミュオンスピン緩和法を用いたスピンダイナミクスの研究を開始しましたが、これは現在に至るまで足立先生の研究の大きな特徴となっており、J-PARC、ISIS、PSIなど国内外の施設を用いて研究を行っています。さらに、中性子散乱や放射光X線を用いたX線吸収分光法も活用し、相補的な量子ビーム技術を用いて研究を進めています。2025年度より日本中間子科学会(JMMS)の会長に就任し、ミュオン科学の発展、量子ビーム共同研究の推進、学会活動のさらなる活性化に取り組んでいます。

中性子科学の基礎

大竹淑恵    
理化学研究所

中性子回折法

樹神克明    
日本原子力研究開発機構

中性子イメージング

篠原武尚    
高エネルギー加速器研究機構

ミュオン・スピン回転(μSR)法

梅垣いづみ    
高エネルギー加速器研究機構

ミュオン特性X線測定

佐藤朗    
大阪大学

中性子非弾性散乱法

松浦直人    
総合科学研究機構

中性子準弾性散乱法

古府麻衣子    
東京大学

古府麻衣子先生は、2005年に東北大学理学部物理学科で博士号を取得しました。それ以降、高エネルギー加速器研究機構のポスドク研究員(2005~2006年)、バージニア大学の研究員(2006~2009年)、東京大学物性研究所の助教(2009~2016年)、J-PARC MLFのチョッパー分光器AMATERASの装置担当者(2016~2024年)を務めました。2025年に東京大学物性研究所の教授に着任し、JRR-3のチョッパー分光器AGNESを担当しています。古府先生は、中性子分光法を用いて様々な物質中の原子・分子やスピンのダイナミクスを解明する研究に取り組んでいます。

中性子小角散乱法

大場洋二郎    
豊橋技術科学大学

中性子反射率法

武田全康    
日本原子力研究開発機構

中性子産業利用

三田一樹    
総合科学研究機構

ミュオン文理融合

反保元伸    
高エネルギー加速器研究機構

中性子生成

高田弘    
日本原子力研究開発機構

高田弘先生は、九州大学で工学修士号を取得後、1988年4月に日本原子力研究所(現:日本原子力研究開発機構)に入所しました。1990年代には、厚いターゲットにおける陽子入射核破砕中性子の生成・輸送の実験的研究および核子・中間子輸送コードの改良に取り組み、2004年に九州大学で博士号を取得しました。2002年以降、J-PARCの物質・生命科学実験施設(MLF)における1 MW核破砕中性子源の設計・建設に従事し、2012年から2018年までセクションリーダーとして中性子源機器の運転・研究開発を統括しました。2021年から2023年までの2年間はMLFの施設管理責任者を務め、現在は、中性子源の運転に関する自身の経験と知識を元にスタッフの技術指導を行っています。

ミュオン生成

山崎高幸    
高エネルギー加速機研究機構

山崎高幸先生は、J-PARCの高強度ミュオンビームラインのHラインの装置責任者です。2012年に東京大学を卒業し、理学博士号を取得しました。その後、東京大学国際素粒子物理研究センター(ICEPP)で博士研究員として研究を開始し、ポジトロニウムや様々な光源を用いた卓上実験に参加し、素粒子物理学の標準模型を超える新たな物理現象の探索に取り組みました。2017年にJ-PARCセンターの装置付き研究者となり、Hラインの構築に携わっています。現在は、高強度ミュオンビームを用いたユーザーサポートや、基礎物理実験に従事しています。研究分野は、ミュオンビームラインの光学、ミュオンおよびミュオニウム物理学です。