シミュレーションによる宇宙の基本法則と進化の解明に向けて (QUCS 2019)

16 Dec 2019, 13:00 → 19 Dec 2019, 17:00 Asia/Tokyo

基礎物理学研究所・パナソニック国際交流ホール (京都大学)

数値シミュレーションは、複雑な現象や問題を扱う手法として、素粒子・原子核・宇宙物理の分野でも大きな役割を果たしてきました。計算機の高速化により実現できるシミュレーションの規模も大きくなり、より現実的かつ精密な計算が可能になってきています。国内では京コンピュータの次の世代を担う「富岳」の稼働が近づいており、基礎科学分野の進展にも大きな役割を果たすと期待されます。本研究会は、シミュレーションによる素粒子・原子核・宇宙物理および関連分野の研究の将来について、分野を超えて議論する場を提供するものです。いくつかのレビュー講演のほか、口頭およびポスター発表を公募します。取り上げる研究テーマの例を「プログラム概要」に挙げますが、テーマはそれらに限るものではありません。多くの方のご参加を期待しております。

 

参加費：1,000円（茶菓、ポスターセッション軽食こみ。懇親会費は別途4,000円）

旅費支援：できるだけ自主財源によるご参加をお願いします。大学院生や若手等、自主財源のない方への旅費補助については、参加登録時にお申し込みください。(旅費サポートの申し込みは締め切りました。)　締め切りました。

宿泊施設：宿泊予約は各自でお願いします。

 

なお、研究会終了の翌日12月20日(金)に、青木慎也先生の還暦をお祝いして、研究会「場の量子論における非摂動論的手法と素粒子物理学への応用」が京大基研で開催され、同日夜に懇親会が行われる予定です。

 

世話人：久徳浩太郎(京大理), 佐々木健志(京大基研), 清水則孝(東大理), 土井琢身(理研), 永井智哉(筑波大), 西村信哉(京大基研), 橋本省二(KEK), 吉田直紀(東大理, KIPMU)

主催：京都大学基礎物理学研究所

共催：計算基礎科学連携拠点, ポスト「京」重点課題9「宇宙の基本法則と進化の解明」

notes QUCS2019participants.pdf

Monday, 16 December

13:00 → 15:00 セッション1

Convener: 橋本 省二 (KEK)

13:00 はじめに

13:05 超弦理論の数値シミュレーションと時空形成

Speaker: 西村 淳 (KEK)

Slides 161305-YITP1912v4.pdf

13:50 Nuclear Physics from Lattice QCD

Speaker: 土井 琢身 (理研)

Slides 161350-doi.pdf

14:25 太陽内部熱対流と磁場の数値シミュレーション

Speaker: 堀田 英之 (千葉大)

Slides 161425-hotta_QUCS_NXPCopy.pdf

15:00 → 15:30 コーヒーブレイク

15:30 → 17:40 セッション2

Convener: 土井 琢身 (理研)

15:30 J-PARC原子核実験

Speaker: 田村 裕和 (東北大)

Slides 161530-QUCS_Tamura.pdf

16:05 few-body problem in hypernuclear physics

Speaker: 肥山 詠美子 (九州大 / 理研)

Slides 161605-HPCI-hiyama-2019.pdf

16:40 ブラックホール降着円盤およびジェットの一般相対論的輻射磁気流体力学シミュレーション

Speaker: 大須賀 健 (筑波大)

Slides 161640-ohsuga.key.pdf

17:15 星周円盤と相互作用する超新星の2次元放射流体シミュレーション

Speaker: 鈴木 昭宏 (国立天文台)

Slides 161715-QCUS2019_asuzuki.pdf

18:15 → 20:30 懇親会

Tuesday, 17 December

09:00 → 10:20 セッション3

Convener: 佐々木 健志 (京大基研)

09:00 機械学習と宇宙大規模構造

Speaker: 西道 啓博 (京大基研)

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09:45 Symmetry of QCD at high temperature

Speaker: 深谷 英則 (大阪大)

10:20 → 10:45 コーヒーブレイク

10:45 → 12:20 セッション4

Convener: 菊川 芳夫 (東大総文)

10:45 テンソルネットワーク法による量子格子系の解法とその周辺

Speaker: 川島 直輝 (東大物性研)

Slides 171045-Kawashima.pdf

11:30 符号問題とtempered Lefschetz thimble法

Speaker: 福間 将文 (京大理)

Slides 171130-2019-12QUCS2019(fukuma)_upload.pdf

11:55 複素ランジュバン法による低温高密度QCDの解明

Speaker: 横田 猛 (KEK)

Slides 171155-QUCS2019_yokota.pdf

12:20 → 13:45 ランチ（各自）

13:45 → 15:30 セッション5

Convener: 吉田 直紀 (東大KIPMU)

13:45 将来の素核宇実験・観測とシミュレーション

Speaker: 村山 斉 (東京大学カブリIPMU / UC Berkeley)

Slides 171345-Murayama_NXPCopy.pdf

14:30 Exotic hadrons

Speaker: 保坂 淳 (阪大RCNP)

Slides 171430-2019_1217_hosaka.pdf

15:05 Exotic hadrons from lattice QCD

Speaker: 池田 陽一 (RCNP)

Slides 171505-Ikeda.QUCS2019.1219.2019.pdf

15:30 → 15:55 コーヒーブレイク

15:55 → 17:35 セッション6

Convener: 松本 洋介 (千葉大)

15:55 有限密度QCDにおける複素ランジュバン法の適用範囲とカイラル対称性の関係

Speaker: 筒井 翔一朗 (理研)

Slides 171555-QCUS_2019_tsutsui.pdf

16:20 宇宙大規模構造形成におけるニュートリノの力学的影響

Speaker: 吉川 耕司 (筑波大)

Slides 171620-yoshikawa.pdf

16:45 曲線座標系の曲率に起因する偽の力を打ち消す差分法

Speaker: 花輪 知幸 (千葉大・先進科学センター)

Slides 171645-t_hanawa.pdf

17:10 ダークマターの密度揺らぎからはじまる宇宙の天体形成

Speaker: 石山 智明 (千葉大)

Slides 171710-ishiyama.pdf

17:45 → 19:15 ポスターセッション

17:45 Activity of Lattice QCD common code "Bridge++" for manycore and GPU supercomputers

Speaker: 滑川 裕介 (KEK)

17:45 AI assisted fit of LQCD potential for HAL QCD method

Speaker: 兵藤 友昭 (阪大RCNP)

17:45 B-->pi l nu form factors from lattice QCD

Speaker: 橋本 省二 (KEK)

17:45 Current matrix element in HAL QCD method

Speaker: 石井 理修 (阪大RCNP)

17:45 Equivalence between the orginal HAL QCD method and the time-dependent HAL QCD method

Speaker: 石井 理修 (阪大RCNP)

17:45 MHDシミュレーションへの機械学習の導入

Speaker: 松本 洋介 (千葉大)

17:45 Multigrid solver with Bridge++ code set

Speaker: 金森 逸作 (理研R-CCS)

17:45 Numerical Simulation of X-ray Burst with Approximate Reaction Network considering the Physics of interior Neutron Stars

Speaker: 土肥 明 (九州大)

17:45 Proton decay matrix elements with physical quark masses

Speaker: 青木 保道 (理研R-CCS)

17:45 qqbar potential from Wilson loop and qqbar potential from NBS wave function

Speaker: 石井 理修 (阪大RCNP)

17:45 Study of two-pion scatterings with a combination of all-to-all propagators and the HAL QCD method

Speaker: 赤星 友太郎 (京大基研)

17:45 Tempered Lefschetz thimble 法への Hybrid Monte Carlo の実装について

Speaker: 松本 信行 (京大)

17:45 大規模シミュレーションによるrプロセス元素合成の解明

Speaker: 西村 信哉 (京大基研)

17:45 大規模殻模型計算によるCP対称性を破る相互作用の探索

Speaker: 柳瀬 宏太 (東京大学CNS)

17:45 数値確率過程摂動論によるラージN時空縮約ツイスト境界条件江口川合模型の計算

Speaker: 石川 健一 (広島大)

17:45 格子QCDで探るダイバリオン状態の性質

Speaker: 佐々木 健志 (京大基研)

17:45 活動銀河中心核状態遷移の3次元輻射磁気流体シミュレーション

Speaker: 松元 亮治 (千葉大)

Wednesday, 18 December

09:00 → 10:20 セッション7

Convener: 久徳 浩太郎 (京大理)

09:00 冷却原子系を用いた量子シミュレーション

Speaker: 中島 秀太 (京都大学・白眉センター)

Slides 180900-QUCS2019_Nakajima.pdf

09:45 QEDの高次計算

Speaker: 青山 龍美 (KEK)

Slides 180945_aoyama.pdf

10:20 → 10:45 コーヒーブレイク

10:45 → 12:20 セッション8

Convener: 中務 孝 (筑波大)

10:45 重力波天体のマルチメッセンジャー観測

Speaker: 田中 雅臣 (東北大学)

Slides 181045-tanaka_20191218.pdf

11:30 超新星爆発の軸対称ボルツマン輻射流体シミュレーション

Speaker: 原田 了 (東大宇宙線研)

Slides 181130-harada.pdf

11:55 軽い中性子過剰核のベータ崩壊の系統的計算

Speaker: 宇都野 穣 (原研)

Slides 181155-utsuno_postk2019.pdf

12:20 → 13:45 ランチ（各自）

13:45 → 15:10 セッション9

Convener: ⻘木 保道 (理研R-CCS)

13:45 格子QCDシミュレーションとSuperKEKB

Speaker: 金児 隆志 (KEK)

Slides 181345-fugaku_kaneko.pdf

14:20 3フレーバー理論ウィルソン係数の非摂動決定

Speaker: 富井 正明 (コネチカット大学)

Slides 181420-tomii.pdf

14:45 Alpha-cluster structure from ab-initio Monte Carlo shell model

Speaker: 阿部 喬 (東大CNS)

Slides 181445-tabe_YITP_2019_3.pdf

15:10 → 15:35 コーヒーブレイク

15:35 → 17:35 セッション10

Convener: 清水 則孝 (東大CNS)

15:35 中性子星内殻シミュレーションとパルサー・グリッジ

Speaker: 中務 孝 (筑波大)

Slides 181535-nakatsukasa.pdf

16:20 The Core-Collapse Supernova Simulations with the Full Boltzmann Neutrino Transport in Three-Dimensional Space

Speaker: 岩上 わかな (京大基研 / 早大)

Slides 181620_iwakami_NXPCopy_compressed.pdf

16:45 モンテカルロ殻模型による中重核の構造の研究

Speaker: 角田 佑介 (東大CNS)

Slides 181645-tsunoda20191218.pdf

17:10 銀河シミュレーションから探る元素の起源と銀河進化

Speaker: 平居 悠 (理研)

Slides 181710-QUCS_20191218.pdf

Thursday, 19 December

09:00 → 10:20 セッション11

Convener: 諏訪 雄大 (京産大)

09:00 muon g-2 のための格子QCD計算

Speaker: 出渕 卓 (BNL)

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09:45 Recent Issues in Core-Collapse Supernova Simulations

Speaker: 山田 章一 (早稲田大)

Slides 190945-QUCS_2019.pdf

10:20 → 10:45 コーヒーブレイク

10:45 → 12:30 セッション12

Convener: ⻄村 信哉 (京大基研)

10:45 RIBFでの核物理研究

Speaker: 櫻井 博儀 (東京大学/理化学研究所)

Slides 191045-sakurai-pub.pdf

11:30 原子核殻模型計算と多様な変形バンド

Speaker: 清水 則孝 (東京大学原子核科学研究センター)

Slides 191130-qucs-shimizu-web.pdf

12:05 中性子星合体による重元素合成と重力波対応天体

Speaker: 和南城 伸也 (マックスプランク重力物理学研究所)

Slides 191205-wanajo_qucs2019.pdf

12:30 → 13:45 ランチ（各自）

13:45 → 15:15 セッション13

Convener: ⻘木 慎也 (京大基研)

13:45 原子核物理のパラダイムシフトと京コンピュータ

Speaker: 大塚 孝治 (東大 / 理研)

Slides 191345-otsuka.pdf

14:30 重力波源天体とシミュレーション

Speaker: 柴田 大 (京大基研)

Slides 191530-YITP2019.12.pdf