6–9 Sept 2022
KEK
Asia/Tokyo timezone

超伝導電磁石の基礎(1)

6 Sept 2022, 15:30
50m
3号館セミナーホール (KEK)

3号館セミナーホール

KEK

Speaker

鈴木 研人(KEK)

Description

NbTiやNbSn3といった実用的な超伝導材料(第II種超伝導体)では超伝導体内部への磁束の侵入が許され、またピン止め効果によって磁束は捕捉されるため、結果として第I種超伝導体を凌ぐ高い臨界磁場・臨界電流密度を得る事ができます。しかし、磁束が侵入するという事は超伝導体が磁化するという事ですから、周辺に余計な磁場を生み出し、また磁化損失等によって超伝導体内部に発生する熱が熱的安定性に影響を及ぼします。これらは加速器等の磁場発生装置としての応用において問題となります。本講義では上記背景から出発して電磁石のために考案された超伝導線材・ケーブルの特徴を述べ、想定される電磁現象や熱的安定性について加速器用電磁石の実例を交えながら話していきたいと思います。

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