中性子・ミュオンユーザーの裾野拡大や関連分野の若手育成を目的とし、第8回中性子・ミュオンスクールを開催します。
中性子・ミュオンは物質研究において非常に強力なプローブであり、代表的な実験手法としては、中性子弾性散乱による物質の結晶構造・磁気構造決定や、非弾性散乱による格子振動や磁気励起の観測などがあげられます。他にも、中性子は高い透過率を生かしたイメージング測定や反射率による表面・界面の解析も可能であり、ミュオンは高い感度を持った局所プローブとしてバルク・薄膜試料に対して磁気秩序やそのダイナミクスを検出することなどが可能です。
本スクールでは、中性子・ミュオンの特性とその実験手法を、世界で活躍する第一線の研究者による講義によって学び、さらに大強度陽子加速器施設J-PARC MLFや研究用原子炉JRR-3の実験装置を用いた実習を行うことで、その理解を深めることができるプログラムとなっています。中性子・ミュオンを用いた物質研究に興味がある国内外の大学院生、若手研究者の多くの皆さんのご応募をお待ちしています。すでに中性子・ミュオンビームを利用されている(あるいは今後利用を検討されている)研究室主催者の皆様におかれましては、学生や若手研究者の教育の場としてぜひこのスクールを活用していただき、研究室からの参加を後押ししていただければ幸いです。なお、オンラインでの講義のみの参加も可能となっております。
申し込み
実習&講義(オンサイト参加)申し込みフォーム(申し込み締め切り:2024年8月23日)(申し込み締め切り延長:2024年8月30日)
定員に達ししたため、申し込みを受付を終了いたしました。
原則英語記入ですが、
・Your research interest (応募者の研究分野)
・Reason for participating this school (本スクールへ参加する動機)
・Reason for choosing the instrument for hands-on training (実習の装置について希望する理由)
については日本語で記入して頂いても構いません。
講義のみ(オンライン参加)申し込みフォーム
(申し込み締め切り:2024年11月22日)
日程
2024年12月9日~13日
開催場所
茨城県東海村:AYA’S LABORATORY量子ビーム研究センター、および、J-PARC、JRR-3
対象者
大学院生、ポスドク、若手研究者(アカデミック、企業)
内容
中性子・ミュオン科学の基礎とその応用に関する講義とJ-PARC MLFやJRR-3の実験装置を用いた実習を行います。講義のみのオンライン参加も可能です。それぞれの内容については、Lectures、Hands-on trainingのページをご確認ください。
定員
35名程度(オンライン講義のみの参加者は定員制限なし)
使用言語
英語(原則)
参加費
¥33,000(スクール期間中の食事、宿泊代含む)
(オンライン講義のみの参加者は無料)
連絡先
中性子・ミュオンスクール事務局:nm-school[at]cross.or.jp ([at]をアットマークに入れ替えてください)
主催、後援等
主催
日本中性子科学会、日本中間子科学会、J-PARC センター(JAEA&KEK)、 J-PARC MLF、
総合科学研究機構(CROSS)、JAEA 物質科学研究センター、
KEK 物質構造科学研究所、 東京大学物性研究所中性子科学研究施設、
茨城大学大学院理工学研究科、中性子産業利用推進協議会、
茨城県産業戦略部
後援
MLF 利用者懇談会、国際μSR 連盟、KEK加速器科学国際育成事業
組織委員
校長:大竹淑恵(理化学研究所、日本中性子科学会長)
委員
久保謙哉(国際基督教大学、日本中間子科学会長)
小室又洋(CROSS 中性子科学センター、産業利用協議会 )
大友季哉(KEK 物質構造科学研究所/J-PARCセンター)
川北至信(JAEA J-PARCセンター)
柴山充弘(CROSS 中性子科学センター)
中島健次(JAEA 物質科学研究センター)
山室修(東京大学 物性研究所)
小松崎園子(茨城県)
松田誠(JAEA)
実行委員
実行委員長: 中島多朗(東京大学 物性研究所)
委員
鳥居周輝(KEK 物質構造科学研究所/J-PARCセンター)
神田聡太郎(KEK 物質構造科学研究所/J-PARCセンター)
土川雄介(JAEA J-PARCセンター)
町田真一(CROSS 中性子科学センター)
萩原雅人(JAEA 物質科学研究センター)
高田慎一(JAEA J-PARCセンター、日本中性子科学会)
河村成肇(KEK 物質構造科学研究所/J-PARCセンター、日本中間子科学会)
岩佐和晃(茨城大学)
大山研司(茨城大学)
舟越賢一(CROSS 中性子科学センター)
丸山龍治(JAEA J-PARCセンター)
伊藤崇芳(CROSS 中性子科学センター)
根本恵子(JAEA J-PARCセンター)
塚田昌稔(JAEA J-PARCセンター)
會澤恭子(KEK J-PARCセンター)
小室又洋(CROSS 中性子科学センター、中性子産業利用推進協議会 )
大窪悠悟(茨城県)